アラン・ドロンは今世紀「二枚目」の代名詞、フランスが誇る美男俳優引退へ

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終着駅が近づけば、誰も彼も身支度に旅立つ。
人生行路とて同じだろうか。
かつて熱を上げた、わがスターの余生もたどってみたくなる。

猫もしゃくしも・・・と例えたくなるほど、時代の人気を集める人がいる。
先の東京五輪の頃に火が付いた、フランスの映画俳優は「二枚目」の代名詞を独り占めする。
女性100人限定の交流会に、万人単位の応募が殺到したこともあった。

その往年の「スクリーンの恋人」アラン・ドロンさんが現役引退を宣言した。
既に八十路の坂という。
とはいえ、報道にきのう登場した顔写真に、乙女心がよみがえったお人もおられよう。

20世紀末にも一度引退を決めたが、何年かして銀幕に戻っている。
憧れた母国の名優ジャン・ギャバンの晩年が頭をよぎったに違いない。
「今度の作品こそ最後」がギャバンの口癖だった。
最高傑作は次回作・・・との飽くなき俳優魂は、古今東西を問わないだろう。

もっとも、ドロンさんは断捨離に余念がなかったらしい。
収集した値打ち物のワインや油絵などを10年ほど前から競売にかけてきた。
銃を手放した時には「子供らには武器よりも、お金を残してやりたい」と、せりふみたいな言葉まで残している。


AFP=時事

「史上最高の美男俳優」の一人と称されるフランスの人気俳優アラン・ドロン(Alain Delon、81)が9日、間もなく俳優業から引退すると宣言した。

ドロンはAFPの取材に対し、最後に映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演してから引退する意向を表明。「この歳だし、ここまで俳優としてやってこれたし、もう終わりにする。(中略)人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べた。

ドロンは1960年代初め、『太陽がいっぱい(Plein Soleil)』や『山猫(The Leopard)』といった名作で美しく若き殺人犯や策略家を演じ、名声をつかんだ。また、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)やスティーブン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)らハリウッド(Hollywood)の映画監督たちは、ドロンが1969年の『サムライ(Le Samurai)』で知的な殺し屋というキャラクターのひな形をつくったと評している。

ドロンは2000年にも一度、銀幕を退いたが、8年後に『Asterix at the Olympic Games』のユリウス・カエサル(Julius Caesar)役で復帰。「考えを変えないのは愚か者だけだ」と語っている。ただ、ドロンはAFPに対し、今回の引退は本物だと述べている。

フランスの著名な映画監督パトリス・ルコント(Patrice Leconte)がメガホンを取る最終作では、自身のイメージと重なるキャラクターを演じるという。

ドロンは「脚本はほぼ仕上がっている。素晴らしいラブ・ストーリーだ。題名はまだついていないが、役は私自身にかなり近い」と述べ、「私くらいの歳の、少し気分屋で、気難しく、怒りっぽい男が、人生の最後に愛を見つける」物語だと明かした。

相手役はジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)で、ドロンは「素晴らしい女優」と評している。

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