絶滅危惧種コウノトリ受難、空を舞う貴重な一羽を猟銃が襲う

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<鸛(こう)の巣に嵐の外のさくら哉(かな)>芭蕉。

コウノトリの巣のある桜が、嵐をよそに咲き誇っている―。

ただ、手元の歳時記に「鸛」の字は見えない。親しまれ、季語となる日は先のことらしい。

「燕(つばめ)来る」は春の季語で、「燕の子」になると夏に変わる。

山陽路ではまだ、巣の中で愛らしい顔を並べているころだろうか。

親燕がスイーと、物の見事に巣へ舞い戻る様子は一筆書きを思わせる。

愛鳥週間にちなみ、ローカル紙に先週載った写真には目尻が下がった。

タクシー会社車庫の天井から傘が幾つも開いている。

巣を作る燕の「落とし物」対策で、その数23本。

車を汚され毛嫌いするご仁も珍しくないのに、心優しきドライバーたちだ。

せっかくの1週間が明けたら、何ということだろう。

再び日本の空を舞いだしたコウノトリの1羽が人間の勘違いで、鳥獣駆除の銃の犠牲になった。

今度は心まで目尻がつり上がってくる。

4羽のひなを育む母鳥だったのが一層悔やまれる。

残されたつがいの雄が、かいがいしく子守を引き継いだものの、手に余ったようだ。

餌探しで離れた巣をカラスが襲いかねず、日差しもひなの体力を奪うという。

保護された4羽の無事を祈りたい。

毎日新聞

滋賀県東近江市西部の愛知(えち)川沿いに、生育地が異なる特別天然記念物のコウノトリ3羽が飛来している。

千葉県野田市▽兵庫県豊岡市▽福井県越前市からの雌で、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、2005年の初放鳥以来、生育地が異なる3羽が同時にいるのを確認したのは全国で初めて。

同園によると、国内のコウノトリは生育地別に兵庫県86羽、越前市と野田市が各4羽の計94羽いる。今回飛来したのは野田市で一昨年7月に放鳥されるなどしたもので、日本野鳥の会滋賀の前代表、石井秀憲さんが2月25日に2羽、今月9日に3羽になっているのを 同園の西井喜久主任指導主事は「繁殖年齢に達する3~4歳までは移動を繰り返す習性がある。そうやって若い個体同士が出会ったのだろう」と話している。

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