観光も文化行政も銭勘定、山本幸三・地方創生相ついに「学芸員はがん、一掃しないと」

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地方創生は平均所得を上げることだと定義したいと、就任時に述べていた。
観光も文化行政も全て銭勘定で評価できるとの考えのようだ。
地域の宝を見つけて磨いていく。
それができないなら、地方創生担当相の任は「返上」した方がよさそうである。

京にいた将軍徳川慶喜の元に諸藩の重臣たちが集まった。
耳にしたのは幕府が握る政治の権限を朝廷に返上する大政奉還だった。
ちょうど150年前、二条城で歴史は動いた。

修学旅行生が立ち寄り、世界遺産にもなった国史跡である。
時には生け花の展示や能が催されて、観光客を楽しませることもある。
ただ、山本幸三地方創生担当相は知らなかったようだ。

「(生け花などができない)一番のがんは文化学芸員だ。一掃しないと駄目だ」と言ってのけた。
外国人訪日客に文化や歴史を理解してもらうような観光が本物だ、と強調した後に続く発言である。
なぜやり玉に挙げるのか、よくわからない。

学芸員は、文化財のプロとして調査研究しながら、貴重な資料の保管や展示を担当している。
文部科学相が反論してもよいほど大事な仕事に違いあるまい。
山本氏は、「学芸員」発言を撤回したものの、後味は悪い。

The Huffington Post

山本幸三・地方創生相が4月16日、滋賀県大津市で開かれた地方創生に関するセミナーの中で、観光振興をめぐり「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」と発言し、波紋を広げている。時事ドットコムなどが報じた。

このセミナーは滋賀県が主催。山本氏はセミナーの中で、「『地方創生』加速の戦略~全国の優良事例~」と題して講演した。毎日新聞によると、山本氏は「地方創生とは稼ぐこと」と定義し、各地の優良事例を紹介したという。

問題の発言は、講演後に長浜市の藤井勇治市長が「インバウンド観光振興について助言を」と質問した際にあった。

朝日新聞デジタルによると山本氏は、外国の有名博物館が改装した際のことを引き合いに出し、「学芸員が抵抗したが全員クビにして大改装が実現した結果、大成功した」などとも述べたという。

また、毎日新聞によると山本氏は、京都市の世界遺産・二条城で英語の案内表示が以前は無かったとした上で、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない。そういうことが当然のように行われている」とも発言した。

学芸員は、「博物館法」に基づき、博物館に置かれる専門職員。博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究などを担う。

山本氏の発言について、インターネット上では「観光客を集めまくってるルーブル(美術館)には学芸員がいないとでも?教養のなさにもほどがある」「(学芸員は文化財を)100年、200年と伝えることも義務だから言うべきことは言う」などと批判が相次いでいる。また、「文部科学大臣と文化庁長官こそが山本地方創生担当相に厳重に抗議し、発言を撤回、謝罪させるべき立場にあるとおもう」といった意見も出ている。


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