今村雅弘復興相の舌禍は安倍総理の任命責任、復興相の辞任で幕引き

シェアする

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

安倍政権の閣僚による問題発言が止まらない。
気の緩みやおごりが、心のふたを簡単に外しているようにも見える。
いったん発せられた言葉は、撤回しても謝罪しても、消えはしない。
任命した首相にも「舌禍(ぜっか)」の重い責任がある。

心の奥底に潜んでいた本音が顔をお出したと疑いたくもなる。
きのう辞任した今村雅弘復興相の発言である。
東日本大震災に触れ、「東北で、あっちの方だったから良かった」と失言した。

スポンサーリンク


失言や暴言を繰り返す心理的メカニズムを精神科医の香山リカさんが雑誌コラムで解き明かしていた。
無意識に考えていることが、うっかり出てしまう過ちを「失錯行為(しっさく)」と呼ぶそうだ。

心のフタが知らぬ間に外れ、普段はうまく隠している本音が、最悪のタイミングでこぼれ出してしまうのだ、と。
今村氏はこれまでも被災地へ向けた失言を繰り返し、物議を醸してきた。
「ふるさとを捨てるのは簡単だ・・・」「自主避難者は自己責任・・・」。
心のフタが軽いのだろう。

震災で家族を失い故郷を追われた人に、心を寄せるつもりがそもそもあったのか。
「あっちの方」と言い捨てたスタンスに本音が潜み、東北を軽んじていたと思われても、仕方あるまい。


The Huffington Post

今村復興相は25日、東日本大震災の被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、辞任する意向を固めた。NHKニュースなどが報じた。

今村雅弘復興相は4月25日、東京都内の自民党二階派のパーティでの挨拶の中で、東日本大震災の人的被害、社会資本の被害について説明した中で「これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)なですね、甚大な被害があったと思う」と述べた。朝日新聞デジタルなどが報じた。

今村復興相は記者団に「取り消させていただく。ご心配を加えたことを改めておわび申し上げる」と述べ、発言を撤回、謝罪した。

一方、同じパーティに出席していた安倍晋三首相は、自身のあいさつの中で、「今村復興大臣の講演の中において、東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった。総理大臣としておわびをさせていただきたい」と述べ謝罪した。NHKなどが報じた。

■4日には記者会見で激昂も

4月4日の記者会見でも、今村復興相は、東京電力福島第1原発事故による自主避難者の帰還を「本人の責任」と述べ、撤回したばかり。この会見で今村氏は、フリーランスの男性記者の質問に激高。「出て行きなさい」「うるさい」と荒らげたことでも物議を醸した。

今村復興相は、自主避難者の支援に国の責任がないか問われ「福島県が対応し、国は県のサポートをする。この図式でこれからもやっていく」と説明。自主避難者が帰れないのは自己責任と思うかとの質問には「基本的にはそうだ。国はできるだけのことはやった」とも答えた。

自主避難者は、国の避難指示を受けなかった地域から、被曝を心配し遠方に避難した母子ら。福島県に取材した朝日新聞デジタルによると、2016年10月時点で全国に約3万人いるといい、同紙は「強制避難者に比べて東電の賠償や国の支援が薄く、福島県民の『分断』につながると指摘されてきた」と伝えている。

今村復興相は4日夕、報道陣に「感情的になった。今後こうしたことがないよう対応したい」と自身の発言を謝罪。会見で自主避難から帰還できない人への対応を問われた際に「本人の責任、判断だ」と述べたことについては「避難命令を受けた人との違いということで言った。自主避難の方にもいろいろやってはきている」と語った。

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

スポンサーリンク