日刊時事エッセー

「初鰹」季語から消えそうな大不漁、高知のジリ貧漁民の悲痛な嘆き

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幾世紀を経てもなお、視覚、聴覚、味覚とそろっているからだろう。
三拍子をおろそかにして暮らしてはいないか、わが胸に問うてみる。

木々に目を遊ばせるのが楽しい「目には青葉」の季節である。
とくれば「山ほととぎす」だが、山並みは遠く、黄砂にかすむ都市部では望むべきもない。
せめて「初鰹(はつがつお)」くらいはと思うものの、解凍物ばかりが目に付く。

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和歌山や静岡の港で水揚げがもうひとつらしい。
産官学でスクラムを組む高知カツオ県民会議は先月、初のシンポを催した。
「カツオを食せる最後の世代でなく、未来に残す世代に」との訴えがずっしりとくる。

シンポの後、80代の漁業者が高知新聞の投稿欄に書き送っていた。
山がやせて海に栄養分がもたらされず、餌になるイワシが減ったのが不漁の原因・・・と。
中国新聞連載「海に聞く瀬戸内再生」にも確か、似た話があった。

「目には青葉」の句を踏まえた、こんな江戸川柳がある。
<目も耳もただだが口は高くつき>。
お代の要らない青葉やホトトギスと違い、初鰹は手を出しかねる高額品だったのだろう。
将来、鯨やマグロ並みの「危惧種」とならねばいいのだが。


NHK

カツオはこの時期、安くて美味しい魚として、初夏には欠かせない食材だが、今年は全国的に例年にない不漁だと言います。

全国各地のカツオの水揚げを見てみると、カツオで有名な高知県土佐清水港では1月から先月までの漁獲量が5トンと前の年の6%しかとれていませんし、和歌山の串本でも28%、千葉の勝浦港は比較的獲れてはいますが、それでも去年の68%に過ぎません。カツオの水揚げは5月以降がピークとなるため、各地とも徐々に増えてはいるが、何れも記録的な少なさ。
この結果、築地市場での卸売価格も4月は去年より20%近く高い。
産地がどういう状況なのか、主な水揚げ港の一つ、東京都の八丈島に一昨日行ってみました。

八丈島ですか?

八丈島は黒潮の流域にあたり、その年のカツオ漁を占う重要な地域とされています。例年は2月ぐらいからカツオがとれ始めますが、こちらでも不漁が続いています。この日は20隻ほど船がでていたが、カツオが釣れたのは4隻ほど。漁獲量も例年の30%ほどですがそれでも大漁だといいます。(獲れていない)
八丈島のカツオは青い樽に詰めて、築地市場などに出荷されることから、樽カツオとして有名なのですが、この日のカツオの水揚げはすべて合わせても1トンほどでした。
このため漁師の中には、カツオをあきらめ、金目鯛など他の魚に切り替える人たちが増えていると言います。

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