熊本地震からの復興に朗報、熊本市動植物園が部分再開

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ゾウやキリンに笑顔の子供たち。
ニュースを見て心和んだ。
地震から10か月、熊本市動植物園が部分再開された。

◆熊本市動植物園から重要なお知らせ:熊本地震の影響により臨時休園していましたが、平成29年2月25日(土)から土曜・日曜・祝日のみに限定し、一部のエリアを部分開園します。
休日のみ、動物の種類は4分の1だが被災地がまた一つ、日常を取り戻した。

ドーンと構えていそうなゾウも余震におびえ、食欲不振が続いたらしい。
動物舎の亀裂に液状化・・・。
園の被災写真を見ると確かに痛々しい。
「ライオンが逃げ出した」という悪質なデマがツイッターで拡散する騒動まで起きた。

実は熊本の猛獣は同じ九州の動物園に速やかに移されていたのだ。
日本動物園史上、例のない災害支援。
3.11を教訓にしたネットワークが力を発揮したといえる。
広島市安佐動物公園も受け入れ準備を整えていたそうだ。

世界の動物たちを身近で見る幸せをしみじみ思う。
その動物公園を久しぶりに歩いた。
クロサイにアフリカスイギュウ。
親に寄り添う幼獣に癒される。
昨年来、全国でも珍しいベビーラッシュにうれしい悲鳴という。

この勢いを全国の動物園にお裾分けしたいところだ。
広島も含めて動物園は改修ラッシュが続く。
一方でゾウなど、おなじみの動物は海外から入手が難しく、数が減るばかりだそうだ。
未来の子供を笑顔にできるか。
手を携えて備えるべきは災害だけではない。

ここからは、なぜ大地震でも動物園の被害は少ないのだろうかを考察してみました。

動物園に独自の建築基準はなく、札幌市の公共施設に対する設計基準が適用されているが、猛獣を入れることを考慮して強固に建てられている。例えば、チンパンジー館(2000年建設)のコンクリート壁は厚さ50センチで住宅の2?3倍。
ちなみに、動物園の事務所は15センチだ。また、建物は基本的に平屋が多く、上からかかる重量が少ない構造となっているのも、地震に強い要因のようだ。



動物園のネットワークも活用されている。
国内159の動物園や水族館が所属して飼育技術の交流や研究を行っている社団法人日本動物園水族館協会では、動物園が新たな動物舎を建設する際、実績がある他の施設から情報提供を受け、壁の高さ、ガラスの厚さ、針金の太さ等を参考にしている。
相互に視察を行い「あら探し」(逃げ出す可能性を見落としていないかチェックする)もしているという。

チンパンジー館最近ではガラス張りやトンネルなど動物の展示方法が見直され、新しい試みをする園も増えている。
これらは手探りだが、問題があればネットワークで情報交換して改善されていく。 高知県立のいち動物公園では、いち早くガラス張りの展示が試みられたが、厚さ1センチの強化ガラスが割られてしまったため1.2センチに改められた。この教訓を生かして、円山動物園では1.5センチの強化ガラスを2枚重ね、間に特殊フィルムを入れる構造にしている。

動物園は想像以上に地震に強いが、動物の脱走事件は起きている。
そのほとんどが鍵のかけ忘れ等の人為的なミス。
安心して楽しめる動物園になるには、人為的なミスをどう軽減していくかが課題と言えそうだ。

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