小中学校道徳は「特別の教科」でスタート、複雑化する思考や言論の多様性

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教える項目には「個性の伸長」も見える。
だがテキストは、文部科学省の副読本からの引き写しも多く、個性に欠ける。
検定教科書という生地から授業はどう膨らむのか。
中身のあんも気にかかる。

あんぱんの日とされる4月4日が巡ってくる。
東京の木村屋が142年前のその日、明治天皇に献上した。
あんをパン生地に包んだ和魂洋才の結晶は、今や日本の味だろう。
漫画のアンパンマンも子供に絶大な人気を誇る。

それでもあんぱんの商いはまだ日本にはなじまないというのだろうか。
パン屋さんが出てくる話を載せた道徳の教科書に、検定で「国や郷土を愛する態度」を学ぶ観点で不適切とけちがついた。
和菓子店に直し合格した。

来春、道徳が小学校の教科に格上げされる。
「考え、議論する」授業が目標らしいのに、教科書検定には価値観の押し付けではないかと思われる点も目立つ。
いったい何を教え、「心」をどう評価するつもりだろう。

教科書のきっかけは、いじめ対策さった。
出版社にも力が入ったと見えるが、扱い方次第で、いじめを助長しかねない。
そんな配慮もあり、多くは友情や命の尊さなどからやんわりと考えさせる。
防止の効果はいかに。

読売ニュース

Q 小中学校の道徳が2018年度以降、「特別の教科」になると聞きましたが、一般の教科とはどこが違うのでしょうか?

A 小中学校の道徳の時間はこれまで教科外の活動という位置付けでしたが、文部科学省は今年3月、学校教育法の施行規則を改正し、道徳を「特別の教科」に“格上げ”しました。
国語や数学などの「教科」は〈1〉中学校以上ではその教科の免許を持った教員が指導〈2〉国の検定を受けた教科書を使う〈3〉5段階など数値も使って評価する――とされていますが、従来の道徳では三つともあてはまりませんでした。
新たに教科となる道徳では、検定教科書は作られますが、道徳専門の教員免許は設けず、指導はこれまでと同様に原則、学級担任がします。また、学習の理解度や達成度を数字で示すのはそぐわないので、児童生徒の評価は文章で表すことになります。こうした違いがあるので、「特別の教科」と呼ぶことにしたのです。

「考え、議論する」授業

Q 教える内容は決まったのですか?

A 文科省は今年3月、学習指導要領を改定し、教える内容には新たにいじめの防止も盛り込まれました。道徳の教材をただ読むのではなく、問題解決や体験的な学習なども取り入れ「考え、議論する」道徳教育を目指しています。授業は現在と同じ週1回。小学校で2018年度、中学校では19年度からですが、学校の判断で今年度から教えられます。

教科書については、文科省の教科用図書検定調査審議会が7月をめどに検定基準などについて報告をまとめます。文章での評価方法も、専門家会議で今年秋をめどに示す予定です。

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