北朝鮮弾道ミサイル発射の意味するもの、極限緊張と連続4回失敗の真相は

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互いにけん制し合い、戦争を避ける道を狭めているように映る。
最大の安全策は何と言っても、北朝鮮に思いとどまらせること。
核開発を対話によって放棄させたい。
手を尽くす時間はまだある。

きのう広島中心部の地下街は普段より人通りが多かった。
大型連休スタート。
買い物に大勢が繰り出したらしい。
中にはひょっとすると「地上を歩くのは不安」という人もいただろうか。

ミサイルが飛んできたら・・・。
屋外ならば「地下街や頑丈な建物へ」、屋内は「窓から離れて」。
身の守り方を国がホームページで指南する。
近くに落ちたら、口と鼻を覆い風上へ。
危急のさまは70年余り前の戦時下を思わせる。

杞憂とは笑えないようだ。
またもや北朝鮮が弾道ミサイルを撃った。
空中で爆発したらしく日本に被害はないが、地下鉄などは運転を一時見合わせた。
米軍の空母がいよいよ日本海に入った。
じりじり狭まる包囲網に焦りを感じての一手か。

衝突の不安が日に日に増す。
くだんのホームページも閲覧数がぐんぐんと。
猛毒サリンを仕込んだミサイルも遊撃すれば大丈夫らしいが、核弾頭だったら。
東京、ソウルには現実の脅威があるという。
地下街では身を守れまい。

米国が朝鮮半島海域に米原子力潜水艦「ミシガン」や原子力空母「カール・ビンソン」率いる空母打撃群を派遣するなど、朝鮮半島では一触即発の緊張感が高まっているなか、北朝鮮は29日早朝、内陸部の平安南道・北倉一帯から弾道ミサイル1発を発射したが、発射数分後に空中で爆破し、失敗した。

今年3月以降、これで北朝鮮のミサイル発射実験は4回連続して失敗となった。あまりにも高い失敗率だが、これは中国が米国に協力して、米軍による対北サイバー攻撃を支援したからだとの見方が急浮上している。米紙ニューヨーク・タイムズなどが報じている。
中国人民解放軍は朝鮮戦争の際、朝鮮人民軍と合同で米韓両軍を中心とする国連軍を敵に回して戦い、「血で固めた友誼」と呼ばれるほどの深い関係を築いた。このため、今では最高指導部間の交流が途絶えているなかでも、両軍の協力関係は水面下で続いているといわれるほどだ。
その象徴が、中国軍による北朝鮮のサイバー攻撃部隊への支援だ。北朝鮮サイバー軍の主力は朝鮮人民軍偵察総局所属で、総括センターは参謀部所属とされるが、その実行部隊は、実は中国東北部の遼寧省瀋陽市の七宝山ホテルを拠点としていることは知る人ぞ知る話だ。
サイバー部隊の創設は、2月にマレーシアで殺害された金正男氏が深くかかわっていたとされる。正男氏は2009年、軍のコンピューター委員会のトップを務めており、父の金正日朝鮮労働党総書記からサイバー攻撃部隊の結成を命令され、親しい中国軍幹部に協力を要請し、コンピューターの手配から部隊要員の教育まで面倒を見てもらったとされる。
北朝鮮の要員は中国の武漢市にある解放軍直属の大学に派遣され、コンピューター教育を一から学んだともいわれている。当時は北朝鮮国内には、まともなコンピューター施設もなかったことから、瀋陽市のホテルをサイバー攻撃実行部隊の拠点としたというほどだ。その後、北朝鮮国内にも専門の大学ができ、1万人いるとされる攻撃部隊の大半は北朝鮮国内で作戦を展開している。

しかし、中国軍は朝鮮人民軍のコンピューター施設などはほとんどすべてを把握しているほか、ミサイルのシステムなどの軍の情報にも精通している。
中国共産党指導部は中国と親密な関係を維持してきた金正日指導部が存続している間は、対北問題については、米政権とは一線を画してきたが、11年の金正恩指導部の発足後、中朝関係は急速に冷却化しており、両軍の関係にも隙間風が吹き始めてきた。
そのようななか、米軍のサイバー攻撃部隊は敵のコンピューターシステムにウイルスを侵入させ、機能不全にする能力を飛躍的に向上させてきており、「アメリカと北朝鮮の間では約3年前から、サイバー空間で知られざる戦闘が繰り広げられている」とニューヨーク・タイムズは報じている。
さらに、トランプ米政権が今年2月に発足したことから、中国の習近平指導部は急速に対北問題で米側に歩み寄っているのは周知の事実。しかも、トランプ大統領は「中国はよくやっている」とか「習近平主席と良い関係を築いた。信頼している」などと習近平との信頼関係を強調。
そうしたなかで北朝鮮のミサイル発射実験が連続4回も失敗しているとあって、これを偶然とみる専門家が少ないのも当然といえば当然の話といえまいか。

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