受動喫煙防止策を罰則付きに、追い詰められる喫煙者

シェアする

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

健康への影響があるだけに、好きで吸う人はともかく、吸わぬ人の胸の中に煙が入らないようにしたい。
生きとし生けるものがあずかる恵みを、まどさんは「くうき様」と呼んだ。
そのありがたい恵みを忘れまい。

<ぼくの胸の中に/いま 入ってきたのは/いままで ママの胸の中にいた空気>。
「ぞうさん」で知られる、まど・みちおさんに「空気」という詩がある。
<そしてぼくがいま吐いた空気は/もう パパの胸の中に入っていく>と続く。

発表は40年余り前。
日本では、高度経済成長と大量消費で「空気」の汚れが既に公害として問題になっていた。
まどさんも胸を痛めていたのかもしれない。

今は中国から海を越えてPM2.5が飛んでくる。
気になるのは、この有害な微粒子が、たばこの煙にも含まれていること。
室内で吸えば、濃度は最悪な時の北京市内より深刻ともされる。
うっかり入った飲食店で紫煙に巻かれて涙ぐんだ人もいよう。

その空気が変わりそうだ。
厚生労働省が、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙の防止策を罰則付きに強める案を発表した。
各方面から異論はあるが、レストランや居酒屋などの飲食店は屋内を禁煙にするという。



《受動喫煙防止対策の法案(たたき台)ポイント》

・飲食店やホテルなどサービス業は「原則建物内禁煙」(喫煙室設置認める)
・スポーツ施設、官公庁、大学は「建物内禁煙」
・未成年者や患者が利用する学校や病院は「敷地内全面禁煙」
・違反した場合、施設の管理者や喫煙者に罰金

2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、厚生労働省は、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の対策を強化する。
主な公共施設で建物内禁煙とする一方、飲食店などサービス業の施設は原則禁煙とし喫煙室の設置は認める。
施設管理者や喫煙者を罰則付きで規制する法整備の「たたき台」を12日に示した。

厚労省は今後、各省庁や関係団体と調整し、詳細を詰める。新法か健康増進法の改正を検討する。
たたき台では、多数の人が利用し、他施設と代替が難しい官公庁や社会福祉施設などは「建物内禁煙」。
特に未成年者や患者らが主に利用する学校や医療機関はより厳しい「敷地内禁煙」とする。

利用者側に他施設を選ぶ機会がある飲食店などのサービス業施設や、職場のオフィスなどは「原則建物内禁煙」とし、煙が外に流出するのを防ぐ喫煙室の設置を認める。
施設管理者は禁煙場所の範囲や喫煙室の位置を掲示するなどの義務、利用者は禁煙場所で喫煙しない義務があり、違反者が勧告や命令に従わない場合、過料などの罰則を適用する。
03年施行の健康増進法は施設管理者に受動喫煙対策を課すが、努力義務にとどまる。一方、海外では病院や飲食店など公共の場を屋内全面禁煙とする法律を施行する国が14年末時点で49カ国あり、世界保健機関(WHO)は日本の対策を「世界最低レベル」と指摘している。
国際オリンピック委員会(IOC)とWHOは「たばこのないオリンピック」を共同で推進し、近年、日本以外の五輪開催地と開催予定地は、罰則を伴う受動喫煙防止策を講じている。

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク